26/05/2026
(店主の読みもの)
先日ワインに関する話を知人とした時のお話。ワインが好きな人ならきっとは経験があるだろう。
ほぼ一年前の知人はワインの事などさっぱりで、あまり関心が無い人物であったが、久しぶりに話した所
とても饒舌にワインを語りだし、ソムリエの自分でも驚くほど詳しくなっていたのだ。
聞くと、急にワインに興味を持ち色々と飲んだり勉強をしてる様で、半年そこらで良くそこまで勉強したな〜。
と関心するほどであった。きっと、衝撃的なワインと出会ったのだろう。
多種多様な酒を扱う仕事だが、カクテル,日本酒,ウィスキーに比べてワインは少し異質である。
色々な種類を飲み慣れてきて段々と好きになっていくのが、大体の嗜好品ではあるが、ワインに関してはある日突然、どハマりする人が多い。
自分なりの解釈だと人は味覚より嗅覚の方が優れていると言われる為、ワインの複雑な香りがそうさせているのだろうか。
そう、好みのワインの香りを嗅いだ時に落雷の様な衝撃を受け、深淵なるワインの世界にクレジットカードと共に堕ちていってしまうのだろう。
イメージが湧かない人も多いだろうが、とある不良少年が落雷を受けた様な衝撃で、一転スポーツマンになってしまう事もある。
しかもその衝撃は、半年未満の不良少年を高校No.1の選手達と張り合える程までに成長させてしまうのだ。
今回の仕入れたワインの中に、誰かのそんなキッカケを生む様なワインがあるとソムリエ冥利に尽きるな。
と感じながら、せかせかとセラーに閉まっていた。
そしていつも思う…
仕入れ過ぎたか???と。